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鉄腕強打 幾千度びー♪ 上海に住む社会人6年生が阪神タイガース・モータースポーツや、旅行先で取った写真・ケータイフォトなどを適当に書いています。

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横Gでアバラボネを痛める快感



珍しく青空とカラッとした暑さ(それでも気温35℃)となった土曜日、
F1を開催している上海国際サーキットに併設されている、
Shanghai International Circuit KART WORLDに行って来ました。

今年春に入ってから、
①運動不足の解消
②一番の趣味の車を奪われているので、それを代替する何か


を求めて実はカートを始めていました。

家から自転車で行ける室内カート場に、これまで何回か行って、
初めて行った時から、そこそこのタイムを叩きだして
(1周ごとのタイムを計測してくれる)
結構その気になっていましたが、そこのカートは発電機ベースの
排気量50-70ccエンジンを搭載する所詮「普通のカート」

室内コースで直線も長くないということもありますが、最高速度も40km/h程です。
(コースが狭いので、スピード感は結構あります)

一方で、SICカートワールドには125ccのレース用エンジンを搭載した、
本気の「レーシングカート」があると知り、今回行って来ました。
日本ではライセンスがないと乗れないのですが、こちら中国では乗れてしまいます。

まずは遅め初心者カートでコースをじっくり下見。


↑コース全体図。一番下の直線がホームストレートで時計回り。

1周2キロ弱あるというこのコースは、
各国のF1サーキット(上海や富士も)をデザインした
ヘルマン・ティルケのデザイン。(笑)
そこらのカートサーキットと本気度が違い過ぎます。


パノラマ撮影。


序盤は高速セクション、中盤が中高速コーナーが続いて、
終盤低速コーナーの連続という、
なんとも攻め甲斐のある面白いコースでした。

遅いカートでも、そこそこGがかかるのですが、素人同士でバトルするなら、
あれくらいのほうがエンジョイできそうです。



そしてついにレーシングカートへ。

レンタル族とマイカート持参・レーシングスーツの本気族が同じ時間に走ります。

マシン自体が性能アップしている上に、
コース上は本気族がバンバン周回を重ねており、その間隙を縫ってコースイン。

(感覚的に、シューマッハ・アロンソ・ベッテル・ライコネンが走る中に、
マルシャかHRTのテストドライバーが合流する感じかw)

1コーナーまでの全開加速で、いきなりその加速Gが凄いことを把握。
本来よりも、随分手前のブレーキングポイントでブレーキかけて1コーナー進入、
続くストレートで再び全開加速。

高速S字は全開でいけると言われながらも、
既に100kmくらい出ている中では遅いカートでは直線に感じたコーナーも、
急カーブに見えます。

本能的にアクセルを少し緩めてしまっても、
強烈な横Gが肋骨をバケットシートに押し付けて、
自分の2倍ほどの体重を支えられず早くもヘルメットの中で大悲鳴。

とにかくすごい速度でコーナー進入できるんですが、
ブレーキングやステアリングの微妙な操作で、
すぐにリアがスライドしてしまうピーキーな性格に悪戦苦闘。

テクニカルセクションを恐る恐るクリアしながら、ホームストレートで全開加速。
最高速度は120km/hだそうですが、さすがに素人ではそこまで到達しないまでも、

100km/hくらいは出てるとのこと。

2周目以降、速い人達がすぐに背後に迫るので、その圧迫感に負けて、
ブルーフラッグなんかは振られていませんが、進路を譲っていきます。

一周約1分半で、8分間のセッションなので、5周くらいできるのですが、
最後の2週はもうクタクタで、感覚的には20分くらい走ってる感じでした。

尻が地面につく高さで、視線は地上数十センチ、
しかも路面からのダイレクトな振動と
脇腹すぐ横で唸りを上げるエンジン音と、さらには風圧で
体感速度はクルマのそれと比になりません。

首、腕、背筋腹筋をものすごく使うので、体力不足を露呈する格好になりましたが、
2回目のセッションに向けて休憩とレクチャータイム。

駆動が少しかかっているくらいが安定することや
コーナー進入にあたってのブレーキかけ方、
いかにエンジン回転数を落とさずに走るか等をを教えてもらい、
2回目の走行時間。

今度はレンタル族の占有でしかも3台のみとなり、
ほとんど前だけを見ての走行。
レコードラインにトレースできるように、コース幅一杯を使って走ることを意識。
(つまり、速度を殺さずに如何に走るか)

思い切って攻めすぎて、ややオーバーランになったり、
ハードブレーキングによりハーフスピンするなど、
1回目よりはちょっと暴れてしまいました。

ただ、どんな操作でどんな挙動をするのか、ということが分かり、
かなり勉強になった走行でした。

これまで色々なレースを見てきているので、
その知識や普通車での挙動はよくわかっているのですが、
その原点がレーシングカートにあるような気がしました。

世のF1ドライバーがみんな幼少期からあんなものに乗っていたのか、
と思うと改めて感嘆するしかないですが、
レースの世界の玄関先に片足を踏み込んだだけですが、すごく面白かったです。

もちろん、玄関先で留めます。
でないと、その先の廊下からリビングに入っていったりした日なんかには、
膨大な資金をつぎ込まないといけませんからね。

事実、今回のレンタルカートは8分で250元(3200円)ですから、
なかなか高貴なお遊びなんですよ、これは。

ま、それ相応の価値がありました。

日本でもやろうかなぁ。
多分、ゴルフやめないとダメだけど。w
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無題
次回はいきなり速いので3本行きましょう!(笑)
ケレン 2012/07/25(Wed)00:26:54 編集
Re:
ケレンさん
ですね、30-40分のインタバール必要ですが!笑
今度はオーバーテイクを試みます!
2012/07/25 04:40
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